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fff/シルクロード(L, (L配信,) LV)

fffよかった。何が難解と言われているのかよくわからなかった。ロシアの居酒屋の場面はよくわからなかった。つまるところベートーヴェンの曲をだいきほが歌えば自分にとって奇跡のシンフォニーで万歳ってことなのかもしれない。

ゲーテとナポレオンとベートーヴェンってだけで興奮するところもある。3人の登場シーンがかっこよすぎないか。間違いなく、現代日本人の生活につながってるスターたち。そしてほんとうに史実として関係性がある、それだけで興奮する。それをよう描ききったなと思う。あの時代の音楽のあり方まで大局的にとらえて。第九誕生までをきっちり描いた。感服だ。

歴史上有名な言葉や対面を実際に見聞きできるよろこびとか。ナポレオン-EU-第九ラインは、そうきたかあ、と。最後第九が怒涛の勢いで出来上がる爽快感。

ベートーヴェン曲のアレンジも面白かった。真彩さんの3番のは名オブリガート爆誕、だった


劇中いちばん面白いのはベートーヴェンがボンに戻るところの音楽かな、何度聴いても、月光…じゃないんかーい!四拍子笑、てなって楽しい。


fffは、自分はフォルテッシシモと発音してきた人間なのでここではそれを使って、フォルテッシシモは確かにベートーヴェンが史上初めて第7番と8番で使ったようだけど、この劇中では3番や9番にも使われているように描かれている。実際は使われていない(7番と9番は手元のスコアで確認。9番は全音と音友2つ)。それも踏まえて、それでも敢えてfffをタイトルにして、3番や9番で使った意味(7番8番は劇中全く出てこない。出てこないだろうしタイトルなんなんやと見るまでは思ってた)。

フランス革命後の混乱の中で、ベートーヴェン、ナポレオン、ゲーテという鋼の男たち=フォルテ、がいた。そして音楽の革命は起こった。fffという文字は3人を表している。よくできてるわ。よくつなげた


ポスターの「やるならやってみよ、運命よ」も、最後の「人生は幸せだった」も実際のベートーヴェンの言葉。…2つめはニュアンス


大楽の一番最後、ゲーテがベートーヴェンを下手から見る箇所、奥さんあれあーた!すごくいい顔をしてらっしゃった


かえすがえす、だいきほ・上田久美子氏・ベートーヴェン氏と自分得しかない演目でサヨナラで、自分のヅカ贔屓一組目は自分にとって最高の終わりかたをしてくれた。自分を褒めたい


シルクロードよかった。一番最初に観劇したときはfffで糸が切れてたから望海さんが完全にきれいな女性に見える場面あるなってのと、先行配信と違ってファルセット*に切り替えた箇所あったなって思ったぐらいだけども。望海さんが全ての場においてかっこよかった。真彩ラップも最高であった。パレードで2人が荒ぶってるのもよかった。だいきほの歴史においてSVとシルクロードがマイフェイバリットショーとなった。


ありがとうございました。


*望海さんはチェンジめちゃくちゃあるけど、ファルセットも迷いがなく力強くて、魅力的に聴かせる。ファルセットごちそうさん、ってなる


なお観劇の際に劇場内でしゃべってしまったこと(3週間前ぐらいに同僚に陽性者が出て保健所になぜか濃厚接触者認定されたけど検査結果陰性だったからマスクつけてランチも真横で距離取ってればやっぱ大丈夫なんじゃんよ!無駄に認定して自他にストレス与えて…と思っていたのもある)、LV前のランチでマスク会食しなかったことを反省している。当日帰路で、やっぱあかんかったと反省しはじめた。

1枚は自粛してチケトレに放出した。劇場近くに住む人の手に渡って安心した。だがここはいっちょ払戻しも無しで行かない、というのが、聖人君子の選択であったか。

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