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ダルレーク'97星(スカステ)

'21月'07月に続いて)


インドでいちばん大金持ちは

ラジャ ラジャ マハラジャー

ラジャラジャマハラジャー 1985


マハ・ラジア ダルレーク初演1959


1997年5月に映画『失楽園』が公開され大ヒットする(黒木さんは麻路さんの2期上)。ダルレークの2度目の再演はこの年の11月から


麻路さん星奈さん美しい美しい。麻路さんの白目よ。あと丸顔
麻路さんの歌が基本減衰するのは、ピアノの名手だからかしら。かわいい。自分のできるすべてをつぎこみました、というのがわかる歌。スタイルとして確立してる。
星奈さんダンス、美しい。


麻路ラッチマンはなんなんだろうなあ。月城瀬名ラッチマンは最後の別れのシーンでもカマラを愛している、と言ったけど、麻路ッチマンは言わない。ほんとうにもう過去の想い出としてる感。カラッとしてはる。結局最後パリでは例の歌をうたうんだけど。ウィキペディアを今さらながらちゃんと読んだところによると、この主題歌と最後のパリの場面は新作部分とのことで。
多重人格ラッチマン、かあ。でもって最後のパリのシーンではカマラをストークしてるとな…。約束を守るのが男のロマン、意地(インターネット黎明期の"ホムペ"に過去のお茶会のレポ、ありがたい)


よくわからんけど麻路さんかっこええからえっか!ってなるやつ。
ファントムでいうとだいきほが歌うまいからえっか!ってなるやつ。
瀬名ラッチマンは、このよくわからなさをナルシストです、ってことで一定の説得力を持たせたんか


星奈カマラは最後の別れのシーンの入りが、もうウキウキという感じで。パリではキリっとしてはる。ここは彩乃カマラとセリフほぼ同じ。
彩乃カマラは全般的に幸薄い感じ。


麻路ラッチマンはハウスボートにカマラを連れて行くとき「あっはっはっは」って笑ってる(笑)
瀬名ラッチマンは声張り上げ系。
月城ラッチマンは静かに怒る系(とてもこわい)。
月城ラッチマンだけ、最後の宮殿のシーンでは登場からずっと悲痛さがただよう。憲兵隊に敬礼なし。


三者三様の別れのシーンのセリフによってラッチマン像が全然変わるし、各者全編でそれに合わせた芝居をしてるけど、こんなに主人公像が変わるセリフの改変ってなんなんだろう。原作とは。教えてヨッちゃん先生!
97->07->21と、それぞれの時代で女が理想とする?世の中的にカッコいいとされる?男性像の差なのかな。古い作品といえ、こうして変化をもたせるのであれば、また10年かそこら後に上演されるのが楽しみになる。


「ラッチマン、あなたダルレークで、舟で、わたしに何をしたのです⁈」

「… あれは、ラッチマンを虫けら同様と罵ったあなたに対して、虫けらのラッチマンが与えた罰です!」

改めて、月城ラッチマンのここの言い方がとてもよい。言う前の口と目の動き、2つめの"虫けら"。痛いほど気持ちが伝わる。自分が見た97年星スカステ版と07年月円盤と違って、21年月円盤はここでラッチマンがアップになる。アップにすべき名演。


リタとカマラの対比。カマラの選択が必ずしも間違っているわけではない、と。


わずかなボタンのかけ違えで人生が大きく変わることがあるかもしれんけど、それは一過性のもので、最終的には収まるところに収まる。収まらなければそれはわずかなボタンのかけ違えのせいではない、少なくとも、そのわずかなボタンのかけ違えを一生悔いるような生き方はしたくないものだ。ということで少なくとも悲痛な叫びをあげてた月城ラッチマンはカマラと幸せになるでファイナルアンサー。そうじゃないと、そんなつまんない女一度でも愛したラッチマンって大したひとじゃないやん、てなる

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